超人口減少地域における限界状況を想定し,子ども・教師・社会のウェルビーイングに資する次世代教育プログラム研究開発普及を,弘前大学教育学部および教職大学院を中核機関としたオール弘前大学体制下で行います。
令和7年2月1日(土)14:00-16:00
弘前大学文京キャンパス 弘前大学創立50周年記念会館1階 みちのくホール
参加無料
プログラム
ご挨拶:
高瀬 雅弘(教育学部長)
今田 匡彦(次世代ウェルビーイング研究センター長)
基調講演:朱 喜哲(大阪大学 社会技術共創研究センター 招へい准教授)
持続可能な地域とそのボキャブラリー:「そこにいるbeing」の尊重からはじまる連帯
基調講演概要:
「持続可能性sustainability」というものが公共の目的として掲げられてひさしい。このスローガンのもと,たとえば「生物多様性」の保全などが推奨される。では,地域はどうだろうか。超高齢化と人口減少が進むなか,日本社会でも地域単位で「持続可能性」が問われる。そこにいる人の数そのものは確実に減るであろうなか,なんらかの共同体を持続させるためにはなにが重要なのだろうか。本提題では,「ボキャブラリー(ことばづかい・語彙)の多様性」をその鍵として捉え,その要点として,いま,そしてこれからも,そこに「人」がいる(being)という端的で平凡な事実からしかはじまらない社会的「連帯」のありかたを検討したい。
講師プロフィール:
朱喜哲(ちゅ・ひちょる/哲学者)
大阪大学 社会技術共創研究センター 招へい准教授
1985年大阪生まれ。新居浜・岐阜・北九州などで育つ。博士(文学)。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。またデータビジネスのELSI(倫理的・法的・社会的課題)の理論と実務。著書に『人類の会話のための哲学』(よはく舎),『バザールとクラブ』(よはく舎),『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス),『100分de 名著 ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』』(NHK出版)などがある。
取組報告
髙橋 憲人(教育課題調査部門長)
田中 義久(データベース・アーカイブ部門長)
佐藤 絵里子(教育ブログラム開発部門長)
荒川 英央(地域連携部門長)+七戸完三郎+竹花和人
吉田 美穂(他文化共生部門長)
ディスカッション
司会: 今田 匡彦(次世代ウェルビーイング研究センター長)
詳細は以下のwebsiteをご覧下さい:
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